日本の歴史にはさまざまな時代がありますが、特に長いのが平安時代と江戸時代です。
平安時代は貴族の文化が栄えた時代、江戸時代は徳川家康が開いた江戸幕府を中心に、武士が政治を行った時代として知られています。
どちらも長く続いた印象がありますが、実際の年数を比べると、平安時代の方が約130年も長いことがわかります。
この記事では、平安時代と江戸時代がそれぞれ何年間続いたのかを比較し、時代の順番や政治・文化・暮らしの違いについてもわかりやすく解説します。
平安時代と江戸時代はどっちが長い?

平安時代と江戸時代では、平安時代の方が長く続きました。
それぞれの期間を比較すると、次のようになります。
| 時代 | 始まり | 終わり | 期間 |
|---|---|---|---|
| 平安時代 | 794年 | 1185年 | 約390年間 |
| 江戸時代 | 1603年 | 1868年 | 約260年間 |
平安時代は約390年間、江戸時代は約260年間続いたため、その差は約130年です。
なお、歴史の時代区分には複数の考え方があり、資料によって終わりの年などが異なる場合があります。
この記事では、平安時代を794〜1185年、江戸時代を1603〜1868年として比較します。
平安時代は794年から1185年までの約390年間
平安時代は、794年に桓武天皇が都を平安京(現在の京都市)へ移したことから始まります。
平安時代の前半から中頃にかけては、藤原氏をはじめとする貴族が政治の中心となり、独自の文化が発展しました。
その後、時代が進むにつれて武士の力が強まり、平安時代の終わりには源氏と平氏が争う源平合戦が起こります。
1185年には壇ノ浦の戦いで平氏が滅亡し、源頼朝による武家政権の基盤が整いました。
なお、以前は鎌倉幕府が成立した1192年を平安時代の終わりとする説明も広く使われていました。
江戸時代は1603年から1868年までの約260年間
江戸時代は、1603年に徳川家康が征夷大将軍となり、江戸幕府を開いたことから始まります。
江戸幕府は徳川家によって代々受け継がれ、約260年間にわたって日本の政治を担いました。
江戸時代には、武家諸法度や参勤交代など、大名を統制するための制度が整えられました。
また、都市や商業が発展し、歌舞伎や人形浄瑠璃、浮世絵といった町人文化も栄えました。
1867年に徳川慶喜が大政奉還を行い、翌1868年の明治維新によって日本は新しい時代へと移っていきます。
平安時代と江戸時代の長さの差は約130年
平安時代と江戸時代の長さを計算すると、次のようになります。
- 平安時代:約390年間
- 江戸時代:約260年間
- 長さの差:約130年間
つまり、平安時代は江戸時代の約1.5倍の長さがあったことになります。
江戸時代も260年以上続いた長い時代ですが、平安時代はそれをさらに100年以上、上回っていたのですね。
平安時代と江戸時代はどっちが先?順番を年表で紹介
平安時代と江戸時代では、平安時代の方が先です。
平安時代は794年、江戸時代は1603年に始まっているため、始まりの年には809年もの差があります。
それぞれの時代が日本の歴史のどこに位置するのか、順番を確認してみましょう。
平安時代は江戸時代より約800年前に始まった
日本の歴史を時代順に並べると、平安時代と江戸時代の間には、鎌倉時代や室町時代などがあります。
| 時代 | おもな期間 |
|---|---|
| 奈良時代 | 710〜794年 |
| 平安時代 | 794〜1185年 |
| 鎌倉時代 | 1185〜1333年 |
| 室町時代 | 1336〜1573年 |
| 安土桃山時代 | 1573〜1603年 |
| 江戸時代 | 1603〜1868年 |
| 明治時代 | 1868〜1912年 |
※時代の始まりや終わりには諸説があり、南北朝時代や戦国時代などは、ほかの時代区分と重なっています。
このように、平安時代と江戸時代は直接つながっているわけではありません。
間には複数の時代があり、日本の政治や社会も大きく変化しました。
平安時代の次は鎌倉時代
平安時代の次に訪れたのは、鎌倉時代です。
平安時代の後半には、地方で力をつけた武士が政治にも関わるようになりました。
源平合戦で平氏に勝利した源頼朝は、鎌倉を拠点として武家政権を築きます。
これにより、貴族が政治の中心だった時代から、武士が大きな力を持つ時代へと変化していきました。
ただし、朝廷や天皇の権威がなくなったわけではなく、武家政権と朝廷が並び立つ関係が続きました。
江戸時代の前は安土桃山時代、次は明治時代
江戸時代の前は、織田信長や豊臣秀吉が活躍した安土桃山時代です。
豊臣秀吉の死後、徳川家康が1600年の関ヶ原の戦いで勝利し、1603年に江戸幕府を開きました。
そして、江戸時代の次に訪れたのが明治時代です。
明治時代には、江戸が東京と呼ばれるようになり、政治や社会の仕組みが大きく変わりました。
平安時代と江戸時代の違いは?政治や暮らしを比較
平安時代と江戸時代では、政治を動かしていた人々や文化、暮らしに大きな違いがありました。
まずは、おもな特徴を表で比較してみましょう。
| 比較項目 | 平安時代 | 江戸時代 |
|---|---|---|
| 政治の中心 | 朝廷・貴族、後期は武士も台頭 | 江戸幕府・武士 |
| 政治の中心地 | 京都 | 江戸(現在の東京) |
| 代表的な文化 | 国風文化 | 元禄文化・化政文化 |
| 代表的な人物 | 藤原道長・紫式部 | 徳川家康・徳川吉宗 |
| 暮らしの特徴 | 貴族社会や荘園の発展 | 城下町や商業の発展 |
平安時代は貴族、江戸時代は武士が政治の中心
平安時代は、天皇を中心とする朝廷が政治を行い、特に藤原氏などの貴族が大きな権力を持っていました。
一方、江戸時代は徳川将軍を頂点とする江戸幕府が政治の中心となり、各地の大名が領地を治めていました。
ただし、平安時代の後半には武士が台頭しており、約390年間ずっと貴族だけが政治を動かしていたわけではありません。
平安時代と江戸時代の文化の違い
平安時代には、日本独自の文化である国風文化が発展しました。
特に、ひらがなの普及によって文学が栄え、紫式部の『源氏物語』や清少納言の『枕草子』などが生まれました。
一方、江戸時代には、町人を中心とする文化が発展しました。
歌舞伎や浮世絵、俳諧などが人気を集め、松尾芭蕉や葛飾北斎といった人物が活躍しています。
平安時代と江戸時代の人々の暮らしの違い
平安時代の貴族は、京都の邸宅で暮らし、和歌や音楽などを楽しんでいました。
しかし、これは主に上流階級の暮らしであり、多くの人々は農業などに従事していました。
江戸時代になると、農業に加えて商業や手工業が発展し、江戸や大坂などの都市がにぎわうようになります。
交通網も整備され、東海道などの街道を利用した人や物の移動も盛んになりました。
平安時代と江戸時代の長さに関するよくある疑問
ここでは、平安時代と江戸時代の長さについて、よくある疑問をまとめました。
平安時代・鎌倉時代・江戸時代で一番長いのは?
この3つの時代では、平安時代が最も長く続きました。
| 時代 | 期間 |
|---|---|
| 平安時代 | 約390年間 |
| 鎌倉時代 | 約150年間 |
| 江戸時代 | 約260年間 |
平安時代、江戸時代、鎌倉時代の順に長く続いたことになります。
平安時代と江戸時代はどちらが平和だった?
どちらの時代にも、比較的安定した時期と争いが起きた時期があります。
平安時代は貴族文化が栄えた一方、後半には保元・平治の乱や源平合戦などが起こりました。
江戸時代も初期には大坂の陣などの戦いがありましたが、その後は全国規模の大きな戦争が少ない時期が長く続きました。
ただし、一揆や飢饉などもあったため、どちらが平和だったかを単純に決めることはできません。
江戸幕府はなぜ260年以上続いた?
江戸幕府が長く続いた理由のひとつは、全国の大名を統制する仕組みを整えたことです。
武家諸法度によって大名の行動を規制し、参勤交代によって大名を定期的に江戸へ出仕させました。
こうした制度に加え、政治や社会の秩序が比較的安定していたことも、江戸幕府が長く続いた理由と考えられています。
まとめ|平安時代と江戸時代は平安時代の方が長い
平安時代と江戸時代では、平安時代の方が約130年長く続きました。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 平安時代は794〜1185年の約390年間
- 江戸時代は1603〜1868年の約260年間
- 平安時代の方が約130年長い
- 時代の順番は平安時代が先、江戸時代が後
- 平安時代は貴族、江戸時代は武士が政治の中心だった
平安時代と江戸時代は、どちらも日本の歴史の中で長く続いた時代ですが、政治や文化、人々の暮らしには大きな違いがありました。
それぞれの期間だけでなく、時代の順番や特徴も一緒に覚えておくと、日本の歴史の流れがよりわかりやすくなりますよ。


